センテナリアン学会 > 全ての記事 > 比較 > アロマ資格徹底比較|目的別のおすすめランキング
比較

アロマ資格徹底比較|目的別のおすすめランキング

アロマ資格徹底比較|目的別のおすすめランキング

アロマ資格は、趣味として楽しむものから医療・福祉の現場で活用できるもの、さらには国際的に通用するものまで多彩に存在します。

しかし、それぞれの資格で学べる内容・期間・費用・活用できる場が大きく異なるため、初めての方にとってはどれを選べばよいか迷いやすいのも事実です。


本記事では、日本統合医学協会をはじめ、AEAJ(日本アロマ環境協会)、JAA(日本アロマコーディネーター協会)、そして国際的に認知されている資格までを比較し、目的別におすすめの資格をランキング形式で整理しました。

自分の目的やライフスタイルに合ったアロマ資格を見つけるための参考にしてください。

谷口 順彦

アロマ資格の中には、趣味として楽しめるものから、医療や福祉の現場で活かせる本格的な資格まで幅広く存在します。


この記事を読んで、自分に合ったアロマ資格について調べてみませんか?

\この記事をお読みの方におすすめの資格!/


メディカルアロマセラピスト

身体の仕組みや心理学、ハーブの知識を基に、アロマが心と体に与える影響を理解することを目指します。精油の特性を学び、医学的視点でのアロマセラピーを通じて、不調に対応するトリートメント技術を習得します。
医療現場でも活用できる高度な知識と技術を持ったセラピストを育成します。

クリニカルアロマインストラクター


医療や福祉の現場でアロマセラピーの知識と技術を活かすことを目指します。精油が心身に及ぼす効果を深く学び、対象者や目的に応じた適切なアロマの使用法を身に付けることで、医療現場での代替療法や疾病予防、健康増進に役立てられます。クリニカルアロマセラピーは、西洋医学の補完的な役割を担い、統合医療としても注目されています。

メディカルアロマインストラクター


心と体の状態に合わせた精油のブレンディングなど、メディカルアロマの活用法を教授できる能力を認定する資格です。メディカルアロマのスペシャリストとして、精油の専門知識だけでなく基礎医学や心理学など幅広い知識を習得し、目的に合わせた利用法を指導できる専門人材になることを目的にしています。

アロマ資格を比較する前に知っておきたいこと

アロマ資格と一口にいっても、その目的や学びの範囲は大きく異なります。

たとえば「趣味として香りを楽しみたい人」と「医療や介護の現場で専門的に活かしたい人」では、求める知識やスキルが違います。

さらに、学習方法(通学・オンライン)、取得に必要な期間や費用、資格の活用先(自宅サロン、講師活動、医療福祉現場など)も多様です。

比較を始める前に、自分の目的やライフスタイルを明確にしておくことが、後悔しない資格選びの第一歩になります。

アロマ資格の種類と目的の違い

アロマ資格には、学ぶ目的に応じていくつかの種類があります。

大きく分けると次のようになります。

  • 趣味・ライフスタイル向け:香りを楽しみ、家庭や日常生活でのリラックスやセルフケアに活かす資格。
  • 仕事・キャリア向け:サロンやスクールでの指導、顧客への施術などに活かせる実践的な資格。
  • 医療・福祉現場向け:看護や介護、心身ケアに関わる専門職が、科学的根拠に基づいた方法で活用する資格。

目的の違いを理解しておくことで、自分に合った資格を選びやすくなります。

資格選びで重視すべきポイント

アロマ資格を選ぶ際には、単に有名さだけでなく、自分の目的や将来像に合っているかを見極めることが大切です。

特に注目すべきポイントは次の通りです。

  • 学ぶ内容:基礎的な香りの知識か、医療・福祉で使える専門知識か
  • 学習方法:オンライン・通学など、自分の生活リズムに合うか
  • 取得期間・費用:無理なく続けられる期間と予算か
  • 資格の活用先:趣味、サロン運営、講師、医療現場など

これらを整理して比較することで、納得のいく資格選びにつながります。

日本統合医学協会のアロマ資格一覧

日本統合医学協会

日本統合医学協会より引用

特定非営利活動法人 日本統合医学協会は、統合医療の普及を目的に、健康・福祉・教育・美容など幅広い分野で役立つ学びを提供している団体です。

アロマ分野では、インストラクター資格やアロマデザイナー検定®のようにオンラインで学べる講座から、認定校で実技を伴うメディカルアロマセラピスト養成コースまで、多彩な資格が用意されています。

いずれも初心者から受講可能で、基礎から専門的な知識・技術を学べるのが特徴です。

目的に応じて単独で学ぶことも、将来に向けてレベルを広げることもできる柔軟な仕組みとなっています。

幅広く活用できる「メディカルアロマインストラクター資格」

メディカルアロマインストラクター資格講座より引用

認定機関日本統合医学協会
取得方法オンライン講座を受講し、課題・修了試験に合格すれば認定
受講期間標準3~5か月(最短3か月で修了可能)
受講料通常価格:96,000円(税込105,600円)
モニター価格:48,000円(税込52,800円)
延長・再試験費用受講期間延長:1回 5,500円(税込)
再試験料:1回 5,500円(税込)
特典– 精油10種類
– ハンドマッサージ実習特典講座
– メディカルハーブ実習特典講座
取得できる資格「メディカルアロマインストラクター」
「メディカルアロマ検定1級」
おすすめポイント初心者から受講可能
オンライン完結
精油の基礎から応用まで体系的に学べる
特典で実技・ハーブ知識も補強できる
おすすめの講座メディカルアロマインストラクター資格講座

メディカルアロマインストラクター資格は、初心者から受講できるオンライン完結型の講座です。

精油の基礎知識や心身への作用、安全性、ブレンド方法、アロマクラフトの作り方まで幅広く学べます。

学べる内容の例

  • 精油の種類・特徴・注意点
  • 心身の状態に合わせたブレンド法
  • アロマクラフト(スプレー・バスソルト・オイルなど)の作成
  • 家庭でのセルフケアとリラクゼーション法
  • ワークショップや講座開催の基礎

標準3~5か月で修了でき、最短3か月での短期集中学習も可能です。

期間内に終えられない場合は延長申請(1回5,500円/税込)で継続可能。

修了試験はオンライン形式で、不合格時には再試験料が必要です。

修了後は「メディカルアロマインストラクター」と「メディカルアロマ検定1級」の2資格が同時に認定されるため、アロマを体系的に学んだ証明となり、家庭での活用からサロンや地域活動まで幅広く応用できます。

さらに受講特典として精油10種類やハンドマッサージ実習特典講座、メディカルハーブ実習特典講座も付属し、知識・実技・ハーブの3方向から学びを深められます。

医療・福祉の現場で信頼される「クリニカルアロマインストラクター資格」

クリニカルアロマインストラクター資格より引用

認定機関日本統合医学協会
取得方法オンライン講座を受講し、課題・修了試験に合格すれば認定
受講期間標準3~6か月(最短3か月で修了可能)
受講料通常価格:250,000円(税込275,000円)
モニター受講価格:180,000円(税込198,000円)
延長・再試験費用受講期間延長:1回 5,500円(税込)
再試験料:1回 5,500円(税込)
特典– 精油36種類セット
– 看護師限定「ハンド・リフレ講座」(39,600円相当)
取得できる資格「クリニカルアロマインストラクター」
「心理カウンセラー」
おすすめポイント医療・介護・福祉の現場で活かせる
心理面のサポートも学べる
オンライン対応
精油36種付き
看護師は特典講座付き
おすすめの講座クリニカルアロマインストラクター資格講座

クリニカルアロマインストラクター資格は、医療や介護の現場で安心してアロマを導入できるように設計されたオンライン講座です。

精油の基礎知識に加え、成分や作用を医学的な観点から学び、エビデンスに基づいた安全で信頼性のある活用法を習得できます。

修了すると、「クリニカルアロマインストラクター」と「心理カウンセラー」の2資格が同時に認定され、身体面だけでなく心理面からも利用者をサポートできるようになります。

受講特典には精油36種類セットが含まれ、学習内容をすぐに実践できる環境が整っています。

さらに、看護師の方には「ハンド・リフレ講座」(39,600円相当)が無料で付帯し、臨床やケアの場で実用性を高められます。

「現場で信頼されるアロマ知識を得たい」「医療・福祉分野で心と体の両面をサポートしたい」という方に特におすすめの資格です。

香りの演出に特化した「アロマデザイナー検定®講座」

アロマデザイナー検定®講座より引用

認定機関日本統合医学協会
取得方法オンライン講座を受講し、課題や修了試験に合格すれば認定
受講期間標準1~3か月(最短1か月で修了可能)
受講料一般受講料:79,600円(税込87,560円)
モニター受講料:39,800円(税込43,780円)
延長・再試験費用受講期間延長:1回 5,500円(税込)
再試験料:1回 5,500円(税込)
特典精油36種類セット
取得できる資格「アロマデザイン検定1級」
「アロマデザイナー」
おすすめポイント香りをデザインする発想を学べる
空間演出や商品企画に活用可能
初心者から受講可能/オンライン完結
おすすめの講座アロマデザイナー検定®講座

アロマデザイナー検定®講座は、香りの個性やブレンド技術を学び、目的やシーンに合わせた「香りの演出」ができるようになるオンライン完結型の資格講座です。

学べる内容の例

  • 香りの系統(フローラル・シトラス・ウッディなど)の特徴と組み合わせ
  • 香りの調和とブレンドのテクニック
  • 生活シーン別・空間別の香り演出(寝室・リビング・オフィスなど)
  • 香りの心理的効果と心身ケアへの応用
  • 香りを活かした商品企画や提案の基礎

標準1~3か月で修了可能で、最短1か月で資格取得も可能です。

課題や修了試験に合格すれば、「アロマデザイン検定1級」「アロマデザイナー」として認定されます。

さらに受講特典として精油36種類セットが付属し、学んだ知識を実際に試しながら身につけられるのも大きな魅力です。

実技を伴う専門コース「メディカルアロマセラピスト養成コース」

メディカルアロマセラピストコース

メディカルアロマセラピスト養成コースより引用

認定機関日本統合医学協会
取得方法認定校にて通学受講し、課題・修了試験に合格すれば認定
受講期間標準6か月~1年(通学回数・スケジュールにより変動)
受講料各認定校により異なる
延長・再試験費用
(オンライン学科)
受講期間延長:1回 5,500円(税込)
再試験料:1回 5,500円(税込)
特典精油教材一式、実技教材セット
取得できる資格「メディカルアロマセラピスト」
「クリニカルアロマインストラクター」
「心理カウンセラー」
おすすめポイント実技中心/対面指導で技術を習得
3資格が同時に取得可能
サロン開業や独立に直結
おすすめの講座メディカルアロマセラピスト養成コース

メディカルアロマセラピスト養成コースは、実技を重視した通学制の専門コースです。

解剖学・生理学を基盤に全身トリートメント技術やアロマ精油を用いたケア方法を学び、現場で即戦力となるスキルを身につけられます。

学べる内容の例

  • アロマオイルトリートメント(全身・部分)の実技指導
  • 解剖学・生理学の基礎理解
  • 精油の選び方とブレンド技術
  • 心理カウンセリング技法
  • サロン運営や独立に必要な知識

修了後には、「メディカルアロマセラピスト」「クリニカルアロマインストラクター」「心理カウンセラー」の3資格が同時に認定されます。

各認定校によって受講料やカリキュラムの詳細は異なるため、受講を検討する際は希望する校舎の情報を確認することが重要です。

サロン開業、講師活動、医療・福祉現場での実践に直結する実践型コースです。

メディカルアロマセラピストになるには?養成コースの特徴と学び方
メディカルアロマセラピストになるには?養成コースの特徴と学び方メディカルアロマセラピストは日本統合医学協会が認定する最上位資格です。本記事では養成コースの特徴、学べる内容や学習方法、取得できる3資格、他のアロマ資格との違い、資格取得後の活躍分野まで解説し、受講を検討する方に必要な情報を整理しています。...

AEAJ(日本アロマ環境協会)の主な資格

公益社団法人 日本アロマ環境協会

AEAJより引用

AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)は、日本で最も知名度が高く受験者数も多いアロマ関連団体の一つです。

アロマテラピー検定をはじめ、実践的な資格から専門的な資格まで幅広く体系化されており、初心者が基礎を学ぶ入口から、プロとして活動するための上位資格まで段階的に用意されています。

いずれの資格も通学または通信教育を通じて学習し、所定の試験に合格することで認定されます。

趣味からキャリアまで、多様なニーズに対応できる点が大きな特徴です。

アロマテラピー検定

アロマテラピー検定

AEAJアロマテラピー検定より引用

認定機関AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)
取得方法テキスト学習後、年2回実施される検定試験に合格すれば認定
受講期間標準1~3か月(個人の学習ペースによる)
受験料1級:6,600円(税込)
2級:6,600円(税込)
特徴AEAJ認定の入門資格として位置づけられる
取得できる資格「アロマテラピー検定1級・2級」
おすすめポイント初心者向け
アロマの基礎知識が体系的に学べる
趣味から学び始めたい方に最適
おすすめの講座アロマテラピー検定対策講座(各スクール・通信教育)

アロマテラピー検定は、アロマを初めて学ぶ方の登竜門ともいえる資格です。

精油の種類や特徴、心身への働き、安全な使い方を学べる内容で、趣味で楽しみたい方から将来的に上位資格を目指す方まで幅広く対応しています。

受験は年2回(5月・11月)実施され、1級・2級のいずれかを選択可能。

初心者が最初に取り組む資格として人気が高く、アロマ資格取得の第一歩となります。

アロマテラピーアドバイザー

アロマテラピーアドバイザー

AEAJアロマテラピーアドバイザーより引用

認定機関AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)
取得方法アロマテラピー検定1級合格後、AEAJへ入会し、
認定スクールで所定のアドバイザー認定講習会(3時間以上)を受講、
登録手続きを行えば認定
受講期間1日(3時間以上の講習会)
受講料講習会費用:5,236円(税込)
登録料・認定料:別途必要
特徴AEAJ正会員として登録可能
上位資格(インストラクター・セラピストなど)への受験資格が得られる
取得できる資格「アロマテラピーアドバイザー」
おすすめポイント精油の安全な使い方や法律知識を学び、人に正しく伝えられる
ワークショップや販売活動でも活用可能
上位資格への必須ステップ
おすすめの講座AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー講習会

アロマテラピーアドバイザーは、精油を安全に使うための正しい知識と、関連法規を理解して一般の人に伝えられる立場として認定される資格です。

取得にはアロマテラピー検定1級合格に加え、AEAJへの入会と講習会の受講が必要です。

将来的に「アロマインストラクター」や「アロマセラピスト」など上位資格を目指す方にとっても必須のステップであり、活動の幅を広げたい方におすすめです。

アロマテラピーインストラクター

インストラクター

AEAJアロマテラピーインストラクター試験より引用

認定機関AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)
取得方法アロマテラピー検定1級合格
→ AEAJ入会
→ アロマテラピーアドバイザー資格取得
→ 認定スクールで所定のカリキュラムを履修
→資格試験に合格すれば認定
受講期間標準6か月~1年
(スクールや学習ペースによって変動)
受講料各認定スクールにより異なる
(入学金・教材費・試験料など別途必要)
特徴各認定スクールにより、教材やサポート内容は異なる
取得できる資格「アロマテラピーインストラクター」
おすすめポイントアロマと健康の専門知識を学べる
体調や悩みに応じたアドバイスができる
教える立場として活動可能
おすすめの講座AEAJ認定アロマテラピーインストラクター養成講座

アロマテラピーインストラクターは、アロマと健康に関する専門知識を持ち、心身の状態に合わせてアドバイスができるスペシャリストです。

精油や健康管理に加え、脳・自律神経・ホルモン・皮膚など人体の仕組みについても体系的に学びます。

取得の流れは「検定1級 → AEAJ入会 → アドバイザー資格取得 → 認定スクールでの学習 → 試験合格」とステップアップ形式で、信頼性の高いスキルを証明できます。

資格取得後はカルチャースクールや教育機関、地域の香育活動などで講師として活躍可能です。

アロマセラピスト

アロマテラピーアドバイザー

AEAJアロマセラピスト学科試験より引用

認定機関AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)
取得方法アロマテラピーインストラクター資格を取得後、
認定スクールでカリキュラムを修了
→ 共通学科試験合格
→ カルテ演習
→ 実技試験に合格すれば認定
受講期間標準1年~1年半(通学での実技指導が中心)
受講料各認定スクールにより異なる
(学費・教材費・試験料など別途必要)
特徴各認定スクールにより、教材やサポート内容は異なる
取得できる資格「アロマセラピスト」
おすすめポイント本格的なトリートメント技術と精油・人体の専門知識を習得
カルテ演習で実践力を養成
サロン勤務や独立開業にも直結
おすすめの講座AEAJ認定アロマセラピスト養成講座

アロマセラピストは、精油の専門知識と人体の仕組みに基づいた本格的なトリートメントを行えるエキスパートです。

解剖生理学や皮膚科学、ストレス・生活習慣との関係について学び、心身の状態に合わせたケアを提供できるようになります。

取得には「アロマテラピーインストラクター資格」が必要で、その後に認定スクールで学習。

修了後は共通学科試験 → カルテ演習 → 実技試験という流れを経て、最終的に資格が認定されます。

資格取得後は、アロマサロンの勤務や独立開業はもちろん、医療・福祉分野での補完療法や心身ケアの専門家としても活躍できる、実践性の高い資格です。

アロマブレンドデザイナー

アロマブレンドデザイナー

AEAJアロマブレンドデザイナーより引用

認定機関AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)
取得方法アロマテラピー検定1級合格
→ AEAJに入会
→ アロマテラピーアドバイザー資格取得
→ 認定スクールでブレンドデザイナー標準カリキュラムを履修し、
修了認定を受ければ資格取得
受講期間標準3か月~6か月
(スクールや学習ペースにより異なる)
受講料各認定スクールにより異なる
(教材費・登録料など別途必要)
特徴各認定スクールにより、教材やサポート内容は異なる
取得できる資格「アロマブレンドデザイナー」
おすすめポイント精油の個性や相性を理解し、香りを自由にデザインできる
商品開発や空間演出だけでなく教育やトリートメントの現場でも活用可能
おすすめの講座AEAJ認定アロマブレンドデザイナー養成講座

アロマブレンドデザイナーは、精油を組み合わせてシーンや目的に合わせた香りを創作する力を認定する資格です。

フローラル、シトラス、ウッディなど香りの系統や調和の取り方を学び、オリジナルの香りを提案できるスキルを身につけます。

取得には「アロマテラピー検定1級 → AEAJ入会 → アロマテラピーアドバイザー取得 → 認定スクールでのカリキュラム修了」という流れが必要です。

修了後に資格が認定され、商品開発・イベントでの香り演出・教育現場・トリートメント時の活用など、幅広い分野で応用できます。

アロマハンドセラピスト

アロマハンドセラピスト

AEAJアロマハンドセラピストより引用

認定機関AEAJ(公益社団法人 日本アロマ環境協会)
取得方法アロマテラピー検定1級合格
→ AEAJ入会
→ アロマテラピーアドバイザー資格取得
→ 認定スクールでハンドセラピスト標準カリキュラムを受講・修了認定
受講期間標準1日~数日(短期集中型)
受講料各認定スクールにより異なる
(教材費・登録料など別途必要)
特徴各認定スクールにより、教材やサポート内容は異なる
取得できる資格「アロマハンドセラピスト」
おすすめポイント短期間で実技スキルを習得
家庭・地域・ボランティア活動で活かせる
第三者にハンドトリートメントを提供できる
おすすめの講座AEAJ認定アロマハンドセラピスト養成講座

アロマハンドセラピストは、精油を使ったハンドトリートメントを第三者に安全に提供できる能力を認定する資格です。

取得には「アロマテラピー検定1級 → AEAJ入会 → アロマテラピーアドバイザー資格取得」というステップが必須で、その後に認定スクールで標準カリキュラムを受講し修了認定を受ける必要があります。

学習は1日~数日の短期集中で行えるため取り組みやすく、取得後は家族へのケアはもちろん、地域活動や高齢者施設でのボランティア、福祉の現場でも活用可能です。

短期間で実践的なスキルを身につけたい方におすすめです。

JAA(日本アロマコーディネーター協会)の主な資格

JAAより引用

JAA(日本アロマコーディネーター協会/略称JAA)は、アロマセラピーおよび関連するリラクゼーションの健全な普及を目的に、1995年に発足した資格団体です。

国内全域に学習拠点(加盟校制度)を設け、誰もが平等にアロマを学べる環境を整えるとともに、正しい知識と理解を普及させる活動を行っています。

JAAの資格は、セルフケアからサロン開業、教育・福祉分野での活動まで幅広く活用でき、初心者からプロを目指す方まで対応できる点が大きな特徴です。

アロマコーディネーター

アロマコーディネーターのイメージ

JAAアロマコーディネーターより引用

認定機関JAA(日本アロマコーディネーター協会)
取得方法認定スクールや通信教育で所定のカリキュラムを修了し、
JAA主催の認定試験に合格すれば認定
受講期間各認定スクール・通信教育により異なる
受講料各認定スクールにより異なる
(受験料・登録料など別途必要)
特徴認定後はJAA会員として活動可能
取得できる資格「アロマコーディネーター」
おすすめポイントJAAの基幹資格
精油を正しく安全に扱える知識を習得
セルフケアからサロン開業・講師活動まで幅広く活用可能
おすすめの講座JAA認定アロマコーディネーター養成講座

アロマコーディネーターは、JAAが提供する最もベーシックでオールマイティな資格です。

精油の扱い方やブレンド技術、作用や禁忌、心理作用や法令などを学び、安全にアロマを生活へ取り入れられる力を養います。

資格取得後は、セルフケアや家族のケアに加え、サロンワーク、ショップ開業、セミナー開催、教育・福祉分野での活動など多方面に活かせる点が特徴です。

アロマを基礎から学びたい初心者にも、仕事に直結させたい方にもおすすめの資格です。

JAA認定インストラクター

JAA認定インストラクターより引用

認定機関JAA(日本アロマコーディネーター協会)
取得方法JAA正会員(アロマコーディネーター資格保持者)が、
インストラクター講習会を受講
→ 認定試験(筆記+面接)に合格すれば認定
受講期間講習会は年3回(1月・5月・9月)、
試験は年3回(2月・6月・10月)実施
受講料講習会:6,600円(税込)
認定試験:22,000円(税込・登録料込)
特徴加盟校登録が可能(アロマコーディネーター資格対応講座を開講できる)
セミナー講師として活動可能
企業・教育機関からの講師依頼を優先的に受けられる
取得できる資格「JAA認定インストラクター」
おすすめポイントアロマ教育の指導者になれる
加盟校を設立して講座を開講可能
講師依頼を受けられるためキャリアの幅が広がる
おすすめの講座JAA認定インストラクター講習会

JAA認定インストラクターは、アロマコーディネーターの上位資格として、教育分野で活動するための指導者資格です。

アロマの専門知識を深めると同時に、講師としての資質や指導法を学ぶことができます。

取得には、まずJAA正会員(アロマコーディネーター資格保持者)であることが前提となり、インストラクター講習会を受講。

その後に実施される筆記試験と面接試験に合格することで資格認定が受けられます。

資格取得後は、JAAの加盟校を設立してアロマコーディネーター養成講座を開講できるほか、セミナー講師として活動したり、企業や教育機関からの依頼を受けて講師として活躍する道も広がります。

独立や教育活動を目指す方に最適な資格です。

国際的に認知されているアロマ資格

日本国内で取得できるアロマ資格は多くありますが、国際的に通用する資格を取得することで、海外でも活動の幅を広げられるのが特徴です。

特にイギリスを中心に発展してきたIFA(国際アロマセラピスト連盟)やIFPA(国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟)などの資格は、世界基準に沿ったカリキュラムで学べる点が強みです。

これらの資格は取得までに時間や費用がかかるものの、専門性の高いセラピストとして国際的に認められるため、プロを目指す方にとって大きなステップとなります。

IFA国際アロマセラピスト資格

IFA国際アロマセラピスト資格より引用

認定機関IFA(International Federation of Aromatherapists/国際アロマセラピスト連盟)
取得方法IFA認定スクールで所定のカリキュラムを修了後、筆記試験・実技試験に合格すれば認定
受講期間標準1年~2年
(スクールや履修形態によって異なる)
受講料各認定スクールにより異なる
(学費・教材費・試験料など別途必要)
特徴世界的に認知され、海外でも活動可能
取得できる資格「IFA国際アロマセラピスト」
おすすめポイント世界最高峰のアロマ資格
解剖学・生理学を含む高度なカリキュラム
国際的なキャリア形成に直結
おすすめの講座IFA認定アロマセラピスト養成コース

IFA国際アロマセラピスト資格は、1985年に設立された世界初のアロマセラピー統括団体IFAが認定する国際資格です。

世界で最も歴史があり、最高峰とされる資格の一つで、英国水準に基づいた専門的なカリキュラムを修めることで取得できます。

学習内容は、精油学だけでなく、解剖学・生理学・心理学・カウンセリング・トリートメント技術にまで及びます。

試験は筆記と実技の両方が課され、合格することで「IFA国際アロマセラピスト」として認定されます。

資格取得後は、国内外のサロンや医療・福祉分野での活動はもちろん、海外での就業や独立にも役立ちます。

国際的に認められたプロフェッショナルを目指す方にふさわしい資格です。

IFPA認定アロマセラピスト資格

ifpa_logo

IFPA(国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟)資格についてより引用

認定機関IFPA(International Federation of Professional Aromatherapists/国際プロフェッショナルアロマセラピスト連盟)
取得方法IFPA認定スクールで所定のカリキュラムを修了後、筆記試験・実技試験に合格すれば認定
受講期間標準1年~2年
(スクールや履修形態により異なる)
受講料各認定スクールにより異なる
(学費・教材費・試験料など別途必要)
特徴各認定スクールにより、教材やサポート内容は異なる
取得できる資格「IFPA認定アロマセラピスト」
おすすめポイント国際水準のプロフェッショナル資格
解剖学・生理学を含む包括的な学び
医療・福祉現場でも活用可能
おすすめの講座IFPA認定アロマセラピスト養成コース

IFPA認定アロマセラピスト資格は、2002年に英国で複数のアロマ団体が統合して設立されたIFPAが認定する国際資格です。

IFAと並んで世界的に権威ある資格とされ、特にヨーロッパやアジアを中心に高い認知度を持っています

カリキュラムは英国基準に基づき、350時間以上の学習が必須とされています。

内容は精油学・ブレンド技術・解剖学・生理学・病理学・カウンセリング・トリートメント技術など多岐にわたり、プロフェッショナルとして必要な知識と技術を体系的に習得できます。

資格取得後は、サロン勤務や独立開業に加えて、医療・福祉分野での補完療法や教育活動にも活用可能。

国際的に活躍したいセラピストにとって最適な資格です。

アロマ資格比較表|目的別おすすめランキング

数あるアロマ資格の中から自分に合ったものを選ぶには、学ぶ目的・費用・期間・活用シーンを明確にすることが重要です。

以下の比較表では、日本統合医学協会をはじめ、AEAJ、JAA、さらに国際的に通用する資格までを整理しました。

資格ごとに目的や特徴、料金目安、向いている人をまとめています。

資格講座目的特徴向いている人
メディカルアロマインストラクター
(日本統合医学協会)
家庭・セルフケア初心者から学べる
オンライン完結
生活にすぐ活かせる
趣味やセルフケアとして気軽に始めたい方
アロマテラピー検定
(AEAJ)
家庭・セルフケア基礎知識を広く学べる
国内で最も受験者数が多い
アロマを気軽に学びたい初心者
クリニカルアロマインストラクター
(日本統合医学協会)
医療・福祉医学的知識を含む
現場で信頼されるエビデンス重視
看護師・介護士など医療福祉分野で活用したい方
アロマセラピスト
(AEAJ)
医療・福祉実技と理論を総合的に学べる
臨床現場で活用可能
医療・介護・リハ分野で本格的に導入したい方
メディカルアロマセラピスト養成コース
(日本統合医学協会)
サロン開業・独立実技・カウンセリング・開業に必要なスキルを習得サロン運営や施術者を目指す方
JAA認定インストラクターサロン開業・教育加盟校設立が可能
講師活動やセミナー開催に直結
教育活動やスクール開業を目指す方
アロマデザイナー検定®
(日本統合医学協会)
香りのデザイン・商品企画香りの演出やブレンドに特化
精油36種類付き
空間演出・商品開発・香りの提案に興味がある方
アロマブレンドデザイナー
(AEAJ)
香りのデザイン・商品企画香りの調合を専門的に学ぶ
感性を活かせる
ブレンドを極めたい方
商品企画や空間デザイン志向の方
IFA国際アロマセラピスト国際的に活躍1985年設立の世界初の団体
解剖学・生理学含む本格派
海外で活躍したい方
医療・福祉で国際的に活動したい方
IFPA認定アロマセラピスト国際的に活躍2002年設立
350時間以上の学習必須
世界的に認知度高い
国際基準のプロを目指す方
教育・臨床分野で活かしたい方

まとめ|自分に合ったアロマ資格を選ぼう

アロマ資格は、セルフケアを楽しむ初心者向けから、医療・福祉現場での活用、国際的に通用するプロフェッショナル資格まで多彩に存在します。

それぞれ学習期間・費用・試験内容が異なるため、まずは「どこで活かしたいのか」「どのくらい学習に時間や費用をかけられるのか」を明確にすることが大切です。

趣味として始めたい方にはオンライン完結型の基礎資格、専門性を高めたい方には医療・国際資格が適しています。

目的に合わせて比較・検討し、自分にぴったりのアロマ資格を選ぶことで、学びがより充実し、将来の活動にもつながります。


谷口 順彦

特定非営利活動法人日本統合医学協会理事
総合学園JOTアカデミー理事長

\この記事をお読みの方におすすめの資格!/


メディカルアロマセラピスト

身体の仕組みや心理学、ハーブの知識を基に、アロマが心と体に与える影響を理解することを目指します。精油の特性を学び、医学的視点でのアロマセラピーを通じて、不調に対応するトリートメント技術を習得します。
医療現場でも活用できる高度な知識と技術を持ったセラピストを育成します。

クリニカルアロマインストラクター


医療や福祉の現場でアロマセラピーの知識と技術を活かすことを目指します。精油が心身に及ぼす効果を深く学び、対象者や目的に応じた適切なアロマの使用法を身に付けることで、医療現場での代替療法や疾病予防、健康増進に役立てられます。クリニカルアロマセラピーは、西洋医学の補完的な役割を担い、統合医療としても注目されています。

メディカルアロマインストラクター


心と体の状態に合わせた精油のブレンディングなど、メディカルアロマの活用法を教授できる能力を認定する資格です。メディカルアロマのスペシャリストとして、精油の専門知識だけでなく基礎医学や心理学など幅広い知識を習得し、目的に合わせた利用法を指導できる専門人材になることを目的にしています。